ヤク.md


深淵。

Disclaimer

本記事の内容の正確性に関して筆者は一切の保証をしません。
また、我ながらキツイ怪文書になってしまったので自己責任の上お読みください。

Intro

私は昔から寝付きが悪かった。だが一度眠りに落ちてしまえばぐっすりと眠れるので、それでよかった。
ただ、20歳の秋ごろから眠れないことが増えた。当時国立大学への編入を考えていたり、学内外での諸々の活動で脳がパンクし、過度のストレスに耐えきれず精神をバチボコに破壊され、酔っ払って噴水に落ちた。うつ病になったらしい。長い投薬生活の始まり。
主に出されたのは抗うつ剤、うつに抗う(笑)薬。そして睡眠薬、眠くなるやつ。

数ヶ月の静養で寛解し、すぐにやめることができるだろうと考えていた。結局寛解した今でも飲み続けている。飲まないと死にかけるから。

ベンラファキシン


セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬、略してSNRIに分類される抗うつ剤。商品名イフェクサーSR。
セロトニンは幸せホルモンとも言われる人間の心の安寧を司る物質で、ノルアドレナリンはやる気を司る。うつ病患者はこれらの分泌量が減るので、薬で補ってやる必要がある。現代で使われる抗うつ剤はどれもこういった仕組みのものがほとんど。
余談だがベンラファキシンはオピオイド(モルヒネの仲間)のトラマドールと分子構造が非常に似ているため、鎮痛剤として使われることもまれにある。

このベンラファキシンが私の精神の安寧にどれほど貢献しているかは正直わからない。数年経った今は、できることなら断薬したい。でも、できない。
向精神薬には離脱症状というものがつきものだ。服薬が当然、即ち通常のこととなってしまった脳にとって、急な断薬は異常事態であり、脳はすぐに対応できない。急な断薬は精神、身体共に大きな苦痛を伴う、ときに命に関わる離脱症状が起こる。

ベンラファキシンは離脱症状が極端なことで有名だ。作用時間が短く、1日飲み忘れただけで目眩、頭痛、全身に弱い電気ショックを受けたような気持ち悪い感覚が伴う。一時期医師の相談のもと少しずつ減らしていくことにしたが、減薬でさえとてつもない苦痛を伴い、結局投薬当初と変わらない量を毎日飲んでいる。抗うつ剤というのは一生モノなのかもしれない。最近量が増えた。

ベンゾジアゼピン/ノンベンゾジアゼピン


抗不安薬・睡眠薬。美味い。
今日の不安障害、睡眠障害治療の主役。
以前はバルビツール酸系や抱水クロラールも使用されていたが、コイツらは作用域と有害域が近く、飲みすぎるとアッサリ死ぬので現在はよほどのことが”なくても”使われない。そこに彗星の如く現れたのがベンゾジアゼピン(BZD)、そしてより選択的な作用をすることで使いやすくなった非ベンゾジアゼピン系が主役となった。
これらの薬剤は脳のGABA-A受容体に結合し、鎮静、抗痙攣作用、筋弛緩作用が起こる。簡単に言うと力が抜けて眠くなる。同様にドーパミン、ドーパミン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質の放出も鈍る。要は薬飲んでから延々とスマホいじってると心がしんどくなる。

ベンゾジアゼピン系、非ベンゾジアゼピン系にも離脱症状が伴う。そしてそれ以上に深刻なのが耐性の形成と依存性にある。
本来の人間にとって、ベンゾジアゼピンによって脳の活動が鈍ることはありえないこと。ウイルスや病原菌に抗うように脳はベンゾジアゼピンの作用に抗おうとする。そして免疫、つまり耐性ができる。本来であれば連用は数週間に留めるべき薬剤だ。

長くなったが私は薬剤師ではないので薬の説明はこの辺にして、睡眠薬との付き合いについて語ろう。

一時期、私は睡眠薬の耐性が異常に高かった。寝れない寝れないとモヤモヤした結果、もう一錠、もう一錠と次第に量が増えた。オーバードーズというやつ。
ふらふらした状態にわずかながらの快感さえ覚えていた私は一時期溜め込んでいた頓服薬を一晩で100錠も飲み、数日分の記憶を吹っ飛ばすなんてこともザラにあった。あれは最高だよ完全なる薬物依存症。酷い時は空になったスピリッツの瓶が落ちていたり。よく死ななかったな。

えげつない量の服薬をしていれば、溜め込んでいた薬もいつかは底をつく。耐性が極端に高い上での離脱症状がやってきた。服薬前よりも酷い不眠、反跳性不眠に悩まされた。人によっては離脱症状に耐えかねて自殺に及ぶこともある。マジで。

睡眠薬は作用時間の短いものほど耐性の形成、離脱症状が強いとされる。なので私は作用時間の長い薬に変えることで離脱症状を乗り切ることが一応出来、強い依存状態から脱することもできた。
サラっと書いたが普通にしんどかったし、一応と書いた通り未だに寝付きが悪いともう一錠二錠と飲んでしまう。

私の薬との付き合い方が悪いというのも大いにあるが、ベンゾジアゼピンは医師の指示通りの服用であっても簡単に耐性が形成される。非ベンゾジアゼピン系でもあまり変わりない(依存性は低いとされる)。

トリアゾラムのザレプロンだけはやめておけ、健忘がやばいので。

レボメプロマジン

同じ轍を踏まないために、今はレボメプロマジンという古い抗精神病薬を併せて処方されている。
一般にはレボトミン、ヒルナミンとして知られているこの薬は脳内のD2受容体を遮断することにより、不安、興奮を抑制する鎮静系の抗精神病薬にあたる。依存性はないといわれる。
ドーパミンは多すぎると統合失調症の症状を呈す原因になるといわれており、この薬はかつての精神科医療でクロルプロマジンと共に重用された。しかし、ドーパミンが少なくなると今度は逆にパーキンソン病の症状が出る。選択性が低く強い鎮静作用を持つこの薬がドーパミンを過剰に抑えた場合、体の震えや足のムズムズが止まらなくなったりして、患者に苦痛を与える。
実際この薬は強力で、一度眠りについてしまえば深く眠れるが寝過ぎてしまうほど。そして副作用にも悩まされた。実は、以前にも高用量のレボメプロマジンを処方されたことがあり、その時の副作用でパーキンソン症候群を発症しており、中断してから寛解したが完全に治まったようには思えない。怖い。

自分語り

さて、なぜこうなってしまったのか。先に述べた通り、私は20歳の頃にうつ病を発症し、大学を休学して静養することになった。
しかし私は、病で休学中の身でありながら、就職活動をしだした。クソな大学に愛想を尽かしたのもあるが、”焦り”の症状が強烈に出た。
まぁそんな状態で仕事を探しても上手くいくこともなく、却って悪化した。大学も結局退学した。ここで大人しく休んでおけば別の人生があったのかもしれない。
まぁ、今となってはどうでも良いこと。今はなんかしらんけど楽しくやってるので。

決してこれらの薬剤を真っ向から否定するつもりは私には毛頭ない。正しく使えば効果を発揮する有益な薬だと思っている。勿論服用せずに済むなら服用しないほうがいい。知らんけど。

Conclusion

なんとなく気分になったので、せっちゃんの知られざる(ホンマか?)闇をしたためてみた。
この記事は後で恥ずかしくなって消すかもしれない。
最後に一言。
眠剤飲んだらパソコン消してスマホしまってとっとと寝ろ

終劇